2人の私

2人の私

神の代理人

「エルリック兄弟って言やぁ、結構名が通ってるんだけどね」

思わぬ再会

「この子、鋼のおちびさんと一緒に旅してる奴だよね」

「だっ、駄目だよ！　二人だけ野宿なんて！」

避けられない事実

「ここが俺たちの家で、棺桶よ」

車上の戦い

「……この状況でよく寝てられんな、ガキ」

「……アメストリス人ではないようだな。シンの者か？」

「おや、誘った事が無かったかね？」

錬金術師の苦悩

「『実家に帰っちゃった』って、お父さんが言ってた」

降り頻る雨

「見てくれ、完成品だ。……人語を理解する合成獣だよ」

破壊の右手

「ああ。素性が分からんから、俺達はそう呼んでいる」

「貴女が知る必要なんて無いわ」

家族の待つ家

「危ない事に首突っ込んでるんじゃないでしょうね？」

「……本当、貴女って人は理解に苦しむわ」

隠された真実

「エルリック兄弟は今日もまた部屋に閉じ篭っていると？」

第五研究所

「私の名はプライド。ラストは私の妹ですよ」

創られた者

「私にとっては、仮定の話にならないわね」

共有した時間

「この空っぽの身体で何を信じろって言うんだ……！」

「やあ。突然呼び出して済まなかったね」

希望を生み出す人々

「ただ傍にいてくれるだけで、凄く心強いんだから」